エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントTop4を比較【2022最新】

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エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントTop4を比較【2022最新】

2022年の最新情報にもとづく全25項目から、ハイクラス求人が充実するエグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを比較し、あつかう求人やサービスの違い、特徴を明らかにして転職エージェントを選択する際に必要な情報を解説します。

あわせて、転職エージェントを厳選する際の評価基準と選び方もお伝えし、この基準にもとづくエグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4もご紹介します。

エグゼクティブ管理職の方の中には、このような先入観をお持ちの方がいらっしゃいます。

確かに、2000年以前はエグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者といった職位・役職のハイクラス求人は少なく転職市場は小さなもので、転職手段はエグゼクティブサーチ(ヘッドハンティング)が主流、日本の大企業幹部社員が自らの意志で転職するようなことは珍しい時代でした。

しかし、2000年代になり社会経済情勢の変化に伴って転職市場の様相も変わり、大手の転職エージェントがエグゼクティブ・管理職の求人を積極的にあつかうことで、新たにハイクラス転職の市場が確立し、現在に至ります。

記事では、このようなハイクラス転職・求人に強い、エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの比較情報だけでなく、エグゼクティブ・管理職の転職市場や転職方法などの情報も共有していきますので、転職活動にお役立ていただければ幸いです。

それでは、「エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4」から見ていきましょう。

この記事を書いた人
この記事を書いた転職マネージャーです。転職経験は3回あり、現在は中小企業診断士として独立、サービス業が専門になります。人事・人材領域の仕事では、マネジメントなどクライアント企業の昇進・昇格者向け研修を受け持っています。当サイトでは私自身の転職活動経験をベースに、人材サービス業界で働く方にも助言をもらいながら、転職したい人に役立つ情報を共有し、たいせつな選択や判断をお手伝いします。

目次

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4を、ご紹介します。

ご紹介する転職エージェントは、当サイトが総合的に転職エージェントを比較した情報の中から、エグゼクティブ・管理職向けのハイクラス求人が充実し、キャリア相談、待遇交渉、応募書類作成のアドバイス、面接対策などの手厚いサポートが受けられる転職エージェントをリストアップしました。

転職エージェントのリストアップにあたっては、ハイクラス求人の豊富さ・多様さ、サービスレベル、コンプライアンス(法令遵守)といった評価基準をもとに判断しています(リストアップの根拠・基準となる、エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの選び方については、後ほどご説明します)。

結果として、リストアップした転職エージェントは、ハイクラス転職・求人を専門にあつかう大手転職エージェント、ハイクラス転職・求人の専門部署を持つ大手転職エージェントとなりました。

では、当サイト総合評価No.1のJACリクルートメントから順に、ポイントを絞ってご紹介していきます。

JACリクルートメント

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.1・JACリクルートメント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.1・JACリクルートメント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.1・JACリクルートメント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.1・JACリクルートメント

JACリクルートメントは、ハイクラス転職・求人に強く、スキルや技術を活かせるプロフェッショナルの求人、高い職位の求人、高年収の求人を探している人の心強い味方になってくれる、ハイキャリア層専門の転職エージェントです。

求職者のキャリア相談に積極的に対応するなど、手厚いサポートは利用者からの評価が高く、大企業や多国籍企業など日系・外資系の優良企業への転職、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者の転職では絶対的な存在です。

JACリクルートメント評価9.7 out of 10 stars (9.7 / 10)
ハイクラス求人が豊富な企業日系企業外資系企業
ハイクラス求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ金融、保険不動産、建設、土木、住宅
ハイクラス求人が豊富な地方関東甲信越東海関西中国海外
利用料無料
公式サイトJACリクルートメント

JACリクルートメントの詳細を確認したい方は、こちらからどうぞ!

 

リクルートエージェント

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.2・リクルートエージェント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.2・リクルートエージェント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.2・リクルートエージェント
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.2・リクルートエージェント

リクルートエージェントは、幅広い業種・職種の、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者向けの求人を豊富にあつかう、売上高1位で転職支援実績もNo.1の、莫大な転職ノウハウを蓄積する最大手転職エージェント。ハイキャリア層の転職・求人に特化した専門部署があります。

国内16地域にある事業拠点の数、10万件以上ある求人情報量は他を圧倒し、事業拠点数、求人情報量も共にNo.1で、日本全国の転職に対応。丁寧な面談やキャリア相談から求職者の希望と強みを的確に把握した上で、他の転職エージェントに比べて頭抜けて多くの求人を紹介してくれます。

リクルートエージェント評価9.6 out of 10 stars (9.6 / 10)
ハイクラス求人が豊富な企業日系企業外資系企業
ハイクラス求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ金融、保険不動産、建設、土木、住宅
ハイクラス求人が豊富な地方北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
利用料無料
公式サイトリクルートエージェント

リクルートエージェントの詳細を確認したい方は、こちらからどうぞ!

 

パソナキャリア

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.3・パソナキャリア
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.3・パソナキャリア
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.3・パソナキャリア
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.3・パソナキャリア

パソナキャリアは、日系企業・外資系企業のハイクラス転職・求人に強く、関東、東海、関西、中国、九州地方の都市部の求人が豊富な、人材サービス業界大手パソナグループの転職エージェントです。

転職エージェントの他、再就職支援や人材派遣、福利厚生代行など、グループとして企業の人事部門や管理部門に深く入りこみ、太いパイプを持った企業から紹介されるエグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者向けの非公開求人は、質の高さに定評があります。

パソナキャリア評価9.4 out of 10 stars (9.4 / 10)
ハイクラス求人が豊富な企業日系企業外資系企業
ハイクラス求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス金融、保険不動産、建設、土木、住宅
ハイクラス求人が豊富な地方関東東海関西中国九州
利用料無料
公式サイトパソナキャリア

パソナキャリアの詳細を確認したい方は、こちらからどうぞ!

 

dodaエージェントサービス

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.4・dodaエージェントサービス
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.4・dodaエージェントサービス
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.4・dodaエージェントサービス
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントNo.4・dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービスは、日系企業のハイクラス転職に強く、全国47都道府県のさまざまな業種・職種の求人に対応する、売上高2位の大手転職エージェントです。

登録したエグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者の方には、「パーソルキャリア エグゼクティブエージェント」があつかう求人が、外国語が堪能な方・外資系企業勤務経験がある方には「Bilingual Recruitment Solutions(BRS)」があつかう求人が、あわせて紹介されます。

dodaエージェントサービス評価9.4 out of 10 stars (9.4 / 10)
ハイクラス求人が豊富な企業日系企業
ハイクラス求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ不動産、建設、土木、住宅
ハイクラス求人が豊富な地方北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
利用料無料
公式サイトdodaエージェントサービス

dodaエージェントサービスの詳細を確認したい方は、こちらからどうぞ!

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エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4を比較

エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4を比較
エグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4を比較

エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを比較して、比較からわかる4つの転職エージェントの違いや特徴を、次の2つの項目からご紹介します。

ちなみに、4つの転職エージェントはすべて、転職マネージャーが利用したことのある転職エージェントになります。

エグゼクティブ・管理職向け転職エージェント比較表

エグゼクティブ・管理職向け転職エージェント比較表は、横方向にスクロールできます。

評価No.1No.2No. 3No.4
サービス名JACリクルートメントリクルートエージェントパソナキャリアdodaエージェントサービス
公開求人数(注1)

12,832

175,325

39,561

127,647

事業拠点20地域(国内9、海外11)16地域6地域12地域
求人が豊富な地方関東甲信越東海関西中国海外北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州関東東海関西中国九州北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
対面による面談、相談
電話による面談、相談
応募書類・面接のアドバイス
面談可能日平日平日、土曜、日曜平日、土曜平日、土曜
コンプライアンス
サービスレベル
日系企業のエグゼクティブ求人
日系企業の管理職求人
外資系企業のエグゼクティブ求人
外資系企業の管理職求人
エグゼクティブサーチ機能
営業(注2)
マーケティング・企画
管理・事務
コンサルティング
クリエイティブ
IT・通信
メーカー
販売・サービス
メディカル
金融・保険
不動産・建設
利用料無料無料無料無料
詳細JACリクルートメントリクルートエージェントパソナキャリアdodaエージェントサービス
エグゼクティブ・管理職向け転職エージェント比較表【備考】
No.1:JACリクルートメント、No.2:リクルートエージェント、No.3:パソナキャリア、No.4:dodaエージェントサービス

*注1:掲載している公開求人数は、2022年3月20日時点の情報です。なお、転職エージェントがあつかう求人には、公開求人の他に非公開求人があります。非公開求人は転職エージェントに登録することで紹介してもらえる求人で、転職エージェントが保有する求人のうち50〜80%が非公開求人になります。
*注2:「営業」から「不動産・建設」までの項目は、各社が注力している分野、もしくは求人情報量が多い分野を、◎○△の3段階で評価したものです。

比較から見えてくる、エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの特徴を解説

続いて、先にお伝えしたエグゼクティブ・管理職向け転職エージェント比較表を補足しながら、、比較から見えてくる4つの転職エージェントの特徴を解説します。

比較から見えてくる、JACリクルートメントの特徴

当サイトの「エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する3つの基準」にもとづく、JACリクルートメントの評価からお伝えします。

JACリクルートメント評価9.7 out of 10 stars (9.7 / 10)
1.1 求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ金融、保険不動産、建設、土木、住宅
1.2 求人が豊富な地方関東甲信越東海関西中国海外
1.3 エグゼクティブサーチ機能エグゼクティブサーチ機能を持つ、エグゼクティブポジションに特化した「JAC Executive」がある。
1.4 国内事業拠点(9地域)さいたま東京(千代田区)横浜静岡名古屋京都大阪神戸広島
1.5 海外事業拠点(11地域)シンガポールマレーシアインドネシアタイ中国韓国香港ベトナムインド英国ドイツ
2 サービスレベル社員教育が充実、成長意欲が高い社員が多く、蓄積された転職ノウハウや経験を共有・活用する仕組みがあり、提供される転職支援のサービスレベルは高い。
3 コンプライアンス運営するジェイエイシーリクルートメント社は、職業安定法、労働法などの関係法令を守り、社員のコンプライアンス教育に力を入れる。また、プライバシーマークを取得し、個人情報保護に積極的に取り組む。
JACリクルートメントの転職支援サービス

JACリクルートメントは、ハイクラス・ハイキャリア層の好条件求人に特化する大手転職エージェント。エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者、専門職・スペシャリストの転職では絶対的な存在です。

運営する株式会社ジェイエイシーリクルートメントは、国内は9地域、海外にも11地域の事業拠点をかまえる東証1部上場企業です。

JACリクルートメントの会社概要
会社名
株式会社ジェイエイシーリクルートメント
設立
1988年3月7日
従業員数
1,433名(2019年12月31日時点)
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング14階
Wikipedia
ジェイエイシーリクルートメント - Wikipedia
Twitter
JAC Recruitment - Twitter
Facebook
JAC Recruitment Co., Ltd. - Facebook

サービスの特徴として、JACリクルートメントの面談は、今すぐ転職したいという方だけでなく、少し先の転職を考えている方の転職相談にも積極的に対応していることが挙げられます。

私も利用したことがありますが、担当者は丁寧で真面目な方ばかりだったので安心して相談することができました。もちろん、無理に転職をすすめられるようなこともありません。

今すぐ転職したいという方だけでなく、先ずは専門家に転職相談してみたいと思っている方も、JACリクルートメントを利用する価値は大いにあるでしょう。

体制面でも特徴があります。大手の転職エージェントでは、求職者と求人企業の担当者が分かれる分業制が多いのですが、JACリクルートメントは大手転職エージェントでは珍しく、1人の社員が求職者と求人企業の担当を兼務する両面制となっています。

両面制は、エグゼクティブサーチや中規模以下の転職エージェントによく見られる体制で、留意点として求人案件ごとに担当者が異なるケースが出てくることが挙げられます。

両面制のメリットもあります。求人企業との深いつながりを持つ両面制の担当者は、求人の要件や条件をしっかりと把握し、良い求職者が見つかれば求人企業に提案し、要件や条件を調整したり、新たなポジションをつくり出すこようなこともしてくれます。

このようなJACリクルートメントは、利用経験者からの評判が良い転職エージェントとしても知られています。ご参考までにNTTグループのオンラインマーケティング企業による、転職エージェントを対象にした顧客ロイヤルティ(愛着・信頼度)の調査結果を共有します。

転職エージェントの顧客ロイヤルティ調査(2020年)で、1位の評価を受けたJACリクルートメント
2020年10月、NTTコム オンラインは転職エージェント6社を対象とした顧客ロイヤルティの調査で、JACリクルートメントが最も高い評価となったことを発表しました。調査はインターネットリサーチモニターのうち、調査対象6社の転職エージェント利用者を対象に実施、有効回答者数は1,196名です。ちなみに、前年2019年の調査結果1位もJACリクルートメント、2018年はリクルートエージェントになります。

また、ジェイエイシーリクルートメント社はJACリクルートメントの他に、経営者・役員の方が対象となるトップマネジメント専門の人材紹介サービス「JAC Executive」も運営。

JACリクルートメントに登録した方の中で、エグゼクティブ求人案件の対象となる方には、「JAC Executive」からも求人情報が紹介される仕組みになっています。

JACリクルートメントから紹介される求人

JACリクルートメントでは、エグゼクティブ・経営幹部や管理職・役職者の求人を豊富にあつかっています。

特筆すべきは、JACリクルートメントにおける転職決定者のうち、70%以上の方が35歳以上という結果(2017年実績)。ハイキャリア層向け求人の豊富さを物語る結果と言えるでしょう。

加えて、日系・外資系の優良企業や大企業、多国籍企業の求人に強いことも特徴の一つです。

保有する求人の質の高さに定評がある転職エージェントなので、高い職位の求人、高年収の求人、スキルや技術を活かせる求人を探している方は、JACリクルートメントを選択肢から外さないようにしてください。

ハイクラス・ハイキャリア層の求人に特化する転職エージェントのため、あらゆる求人をあつかう他社に比べて保有する求人の数は少なくなりますが、対象となる方には十分な量の求人が紹介されますので安心してください。

JACリクルートメントに興味をもった方、登録を検討している方は、こちらの公式サイトもチェックしてみましょう。

 

比較から見えてくる、リクルートエージェントの特徴

当サイトの「エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する3つの基準」にもとづく、リクルートエージェントの評価からお伝えします。

リクルートエージェント評価9.6 out of 10 stars (9.6 / 10)
1.1 求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ金融、保険不動産、建設、土木、住宅
1.2 求人が豊富な地方北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
1.3 エグゼクティブサーチ機能エグゼクティブサーチ機能を持つ、ハイキャリア人材、グローバル人材に特化した専門部署がある。
1.4 事業拠点(16地域)札幌仙台宇都宮さいたま千葉東京(千代田区)立川横浜静岡名古屋京都大阪神戸岡山広島福岡
2 サービスレベル社員教育が充実、成長意欲が高い社員が極めて多く、蓄積された転職ノウハウや経験を共有・活用する仕組みがあり、提供される転職支援のサービスレベルは非常に高い。
3 コンプライアンス運営するリクルート社は、職業安定法、労働法などの関係法令を守り、社員のコンプライアンス教育に力を入れる。また、親会社がプライバシーマークを取得し、同様の運用にて個人情報保護に取り組む。
リクルートエージェントの転職支援サービス

リクルートエージェントは売上高1位、これまで45万人以上の転職支援実績もNo.1で、転職ノウハウや求人企業の内情など転職を成功に導く情報を、最も蓄積している転職エージェント。昨年(2021年)、当サイト経由での登録者数が最も多かった、一番人気の転職エージェントでもあります。

運営する株式会社リクルートの親会社は、東証1部上場企業の株式会社リクルートホールディングスです。

リクルートエージェントの会社概要
会社名
株式会社リクルート
創業
2012年10月1日
従業員数
15,807人(2021年4月1日現在、アルバイト・パート含)
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー
Wikipedia
リクルートホールディングス - Wikipedia
Twitter
リクルートエージェント - Twitter
Facebook
リクルートエージェント - Facebook

担当する社員は親切で熱心な方が多く、Webサイトやスマートフォンアプリによる転職支援など機能面やインフラ面も充実し、サービスレベルは極めて高いレベルにあります。

国内16地域にある事業拠点は転職エージェントでNo.1。各支社は地域に密着し、地元に本社がある企業の求人を豊富に扱っています。

面談では今すぐ転職したいという方だけでなく、将来転職したい方の相談にものってくれるので、ご自身のキャリアや転職について相談したり、市場価値や希望する業界の動向を教えてもらうといった利用方法も可能です。

転職相談を目的にリクルートエージェントに登録してみる、このような利用にも対応している転職エージェントなので、転職のお悩みやお困りごとがある方は、リクルートエージェントに登録して相談してみてください。

他に、あまり知られていませんがリクルート社の中には、ハイキャリア人材・グローバル人材に特化した専門部署があります。

この部署には企業からの依頼によって対象者を探し出すエグゼクティブサーチ機能があり、リクルートエージェント登録者の中で企業の要望・要件にフィットする方には、転職エージェントの求人の他にも、ハイキャリア人材・グローバル人材の専門部署があつかう求人が紹介される仕組みになっています。

リクルートエージェントから紹介される求人

リクルートエージェントが保有する求人は一般職・スタッフ層向けのみならず、ハイクラス・ハイキャリア層向けの求人の豊富さでも定評があります。

総合型転職エージェントのため目立ちませんが、トップマネジメント、ミドルマネジメント向けの求人の保有量も業界トップクラス。

10万件以上あるリクルートエージェントの求人は他を圧倒し、利用者は他の転職エージェントに比べて頭抜けて多くの求人を紹介してもらえるでしょう。

未経験業種を含むたくさんの求人が紹介されると、検討したり判断したりする時間が必要になるので、この点は手間になりますが、真剣に転職したい人にとってはうれしい悲鳴です。

私も何度か利用していますが、他社に比べて紹介される求人の量は桁違いに多くなります。

もちろん、紹介した求人への応募をしつこくすすめてくるようなことはありませんので、安心して利用できます。

リクルートエージェントに興味をもった方、登録を検討している方は、こちらの公式サイトもチェックしてみましょう。

 

比較から見えてくる、パソナキャリアの特徴

当サイトの「エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する3つの基準」にもとづく、パソナキャリアの評価からお伝えします。

パソナキャリア評価9.4 out of 10 stars (9.4 / 10)
1.1 求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス金融、保険不動産、建設、土木、住宅
1.2 求人が豊富な地方関東東海関西中国九州
1.3 エグゼクティブサーチ機能エグゼクティブサーチ機能はないが、エグゼクティブ人材、グローバル人材を担当する専任チームがある。
1.4 事業拠点(6地域)東京(千代田区)静岡名古屋大阪広島福岡
2 サービスレベル社員教育が充実、成長意欲が高い社員が多く、蓄積された転職ノウハウや経験を共有・活用する仕組みがあり、提供される転職支援のサービスレベルは高い。
3 コンプライアンス運営するパーソルキャリア社は、職業安定法、労働法などの関係法令を守り、社員のコンプライアンス教育に力を入れる。また、プライバシーマークを取得し、個人情報保護に積極的に取り組む。
パソナキャリアの転職支援サービス

パソナキャリアは、関東、東海、関西、中国、九州地方の都市部の求人に強い、人材サービス業界大手パソナグループの転職エージェント。

運営する株式会社パソナ パソナキャリアカンパニーの親会社は、東証1部上場企業の株式会社パソナグループです。

パソナキャリアの会社概要
会社名
株式会社パソナ
創業
1976年2月16日
従業員数
19,588名(連結・契約社員含む、2020年5月31日現在)
東京(本部)所在地
東京都千代田区大手町2-6-2 パソナグループ本部ビル 7階
Wikipedia
パソナキャリア - Wikipedia
Twitter
【公式】パソナキャリア〜転職エージェント〜 - Twitter
Facebook
パソナキャリア - Facebook

パソナキャリアは再就職支援サービスも得意としています。

このような背景から、転職支援サービスの面では、応募書類作成の助言や面接対策、自己PR等の指導も丁寧で、はじめて転職活動する方も安心して利用できるでしょう。

転職エージェントの事業では、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者、専門職・スペシャリストの転職・求人に注力しており、役職経験・年収・スキル等で対象となる方には、ハイクラス転職・求人専任の担当者が対応します。

パソナキャリアから紹介される求人

転職エージェントの他、再就職支援や人材派遣、福利厚生代行など、グループとして企業の人事部門や管理部門に深く入りこみ、太いパイプを持った企業から紹介される非公開求人は、質の高さに定評があります。

パソナグループのリソースを活用して、ハイクラス求人も積極的にあつかっている転職エージェントなので、重責を担う方も要チェックです。

保有するハイクラス求人は様々な分野に対応していますが、地域の面では関東、東海、関西、中国、九州地方の求人が中心になります。この他の地域の求人を探している方は、他の転職エージェントの利用を検討しましょう。

パソナキャリアに興味をもった方、登録を検討している方は、こちらの公式サイトもチェックしてみましょう。

 

比較から見えてくる、dodaエージェントサービスの特徴

当サイトの「エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する3つの基準」にもとづく、dodaエージェントサービスの評価からお伝えします。

dodaエージェントサービス評価9.4 out of 10 stars (9.4 / 10)
1.1 求人が豊富な分野営業マーケティング、営業企画、事業企画、経営企画人事、経理、財務、総務、広報、法務、監査、秘書、事務コンサルティング、監査法人Web、デザイン、ゲーム、広告、マスコミIT、通信、インターネット電気、電子、機械、食品、素材、化学、消費財商社、卸売、小売、流通、アパレル、外食、物流、運輸、サービス医療、医薬、バイオ不動産、建設、土木、住宅
1.2 求人が豊富な地方北海道東北関東甲信越東海北陸関西中国四国九州
1.3 エグゼクティブサーチ機能エグゼクティブサーチ機能を持つ、エグゼクティブ人材に特化した「パーソルキャリア エグゼクティブエージェント」がある。
1.4 事業拠点(12地域)札幌仙台東京(千代田区)横浜静岡名古屋京都大阪神戸岡山広島福岡
2 サービスレベル社員教育が充実、成長意欲が高い社員が多く、蓄積された転職ノウハウや経験を共有・活用する仕組みがあり、提供される転職支援のサービスレベルは高い。
3 コンプライアンス運営するパーソルキャリア社は、職業安定法、労働法などの関係法令を守り、社員のコンプライアンス教育に力を入れる。また、プライバシーマークを取得し、個人情報保護に積極的に取り組む。
dodaエージェントサービスの転職支援サービス

dodaエージェントサービスは、全国47都道府県の求人に対応する、売上高2位の大手転職エージェント。リクルートエージェントに次ぐ豊富な求人情報量があります。

運営するパーソルキャリア株式会社の親会社は、東証1部上場企業のパーソルホールディングス株式会社です。

dodaエージェントサービスの会社概要
会社名
パーソルキャリア株式会社
創業
1989年6月15日
従業員数
5,285名(有期社員含む、2020年3月時点)
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
Wikipedia
パーソルキャリア - Wikipedia
Twitter
doda(デューダ) - Twitter
Facebook
doda - Facebook

doda(デューダ)というブランドには、転職エージェントと転職サイトのサービスが併存し、dodaエージェントサービスと呼ばれるものが一般に言われる転職エージェントになります。

また、dodaエージェントサービスを運営するパーソルキャリア社は、他に専門分野に特化した人材紹介サービスも運営しています。

dodaエージェントサービス利用者には、これら人材紹介サービスからも求人が紹介される仕組みになっています。

具体的には、エグゼクティブ・管理職の方には「パーソルキャリア エグゼクティブエージェント」から、外国語が堪能な方・外資系企業勤務経験がある方には「Bilingual Recruitment Solutions(バイリンガル・リクルートメント・ソリューションズ、BRS)」から、あわせて求人が紹介されます。

dodaエージェントサービスから紹介される求人

dodaエージェントサービスは、一般職・スタッフ層のみならず、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者、専門職・スペシャリストといったハイクラス求人にも注力。

あつかう求人の業種・職種は多種多様で、全国47都道府県の求人をカバーし、穴がない転職エージェントと言えます。

弱みを強いて言うなら、外資系企業の求人は豊富とは言えません。外資系企業の求人をお探しの方は、他の転職エージェントの利用を検討しましょう。

dodaエージェントサービスに興味をもった方、登録を検討している方は、こちらの公式サイトもチェックしてみましょう。

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エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの選び方

エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの選び方
エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントの選び方

たくさんある転職エージェントをどのような基準で評価し、エグゼクティブ・管理職向けのおすすめ転職エージェントを選んだのか、転職エージェントの選び方を、次の2項目に分けてお伝えします。

当サイトがエグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する基準

転職エージェントなどの職業紹介事業を運営するには、厚生労働省(厚生労働大臣)の許可が必要です。

民間企業が運営する職業紹介事業は、所管する厚生労働省では「有料職業紹介事業」に分類され、2021年3月の厚生労働省の発表によれば、日本全国にある有料職業紹介事業所の数は、25,099事業所となっています。

数をご覧いただければおわかりの通り、すべての転職エージェントをチェックすることは困難です。

転職マネージャーは、これまでの転職活動でたくさんの転職エージェントを利用してきたつもりですが、それでも10社強です。

そこで、先ほどご紹介したエグゼクティブ・管理職向けおすすめ転職エージェントTop4を選ぶにあたっては、次の1と2の情報をベースに、中小企業診断士である転職マネージャーが、転職エージェントを運営する人材紹介会社の企業情報も含めて評価しました。

  1. 転職エージェントで現在働いている方・以前働いていた方にヒアリングを実施、そこから得たハイクラス転職・求人に関する転職エージェント各社の評判と特徴
  2. 転職マネージャー自身が転職エージェントを利用して転職活動し、管理職・役職者として転職した経験・感想

評価基準は次の3点を重視、これにサービス面の評価を加味し判断しています。

エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する3つの基準
  1. 幅広い分野・領域のハイクラス求人をあつかい、保有する求人の多様性が高い転職エージェントである
  2. 経験・知識が豊富でやる気あふれる社員が多く、サービスレベルの高い転職エージェントである
  3. コンプライアンス(法令遵守)意識が高い転職エージェントである

なお、この基準は当サイトがエグゼクティブ・管理職向け転職エージェントを厳選する際の基準であり、総合評価になっています。

総合的な評価ゆえに、例えば業種や職種、地域に特化する求人をあつかう人材紹介会社よりも、幅広い業種・職種、日本全国の求人をあつかう人材紹介会社の方が、評価の点は高くなる傾向があります。

ですから、個人で転職エージェントを評価して選ぶ際には、違う結果になることもあるでしょう。この点にご留意ください。

この後は、当サイトの評価基準をベースに作った利用者向けの「エグゼクティブ・管理職におすすめする、失敗しない転職エージェントの選び方3つの基準」を解説します。

エグゼクティブ・管理職におすすめする、失敗しない転職エージェントの選び方3つの基準

ここでは、転職エージェントの利用を検討中のエグゼクティブ・管理職の方に、失敗しない転職エージェントの選び方3つの基準をお伝えします。

エグゼクティブ・管理職におすすめする、失敗しない転職エージェントの選び方3つの基準
  1. 希望する分野・領域のハイクラス求人、ご自身の経歴・強みにあうハイクラス求人を豊富にあつかう転職エージェントを選ぶ
  2. 経験・知識が豊富でやる気あふれる社員が多く、サービスレベルの高い転職エージェントを選ぶ
  3. コンプライアンス(法令遵守)意識が高い転職エージェントを選ぶ

希望する分野・領域のハイクラス求人、ご自身の経歴・強みにあうハイクラス求人を豊富にあつかう転職エージェントを選ぶ

転職エージェントがあつかう求人には、それぞれ特徴があります。あつかう求人の役職・ポジション、業種・職種、地域などの点で、得意不得意が出てきます。

得意な分野・領域の求人は、あつかう求人の量が多くなり、質が高いものが揃います。

転職エージェントがあつかう求人の最新の特徴を把握して、ご自身の希望や経歴・強みにぴったりの転職エージェントを利用すれば、たくさんの求人が紹介され転職活動が円滑に進むことになるでしょう。

利用にあたっては、このようにご自身にフィットする転職エージェントを見つけて、希望がかなう求人に出会う確率を高めるようにすることが大切です。

また、人材紹介会社の中には、エグゼクティブサーチ事業を運営する部署と、転職エージェント事業を運営する部署が併存しているところがあります。

このような人材紹介会社が運営する転職エージェントを利用すると、転職エージェント事業を運営する部署のみならず、エグゼクティブサーチ事業を運営する部署からもハイクラス求人が紹介され、利用者にとっては優良な求人に出会う機会が増えることになります。

トップマネジメント、ミドルマネジメント層の求人は少なく、採用する企業の活動は公にならないことが殆どなので、求人情報を得ること自体が簡単ではありません。

少しでも多くのハイクラス求人が集まる環境をつくっていくために、転職エージェントの特徴を見極めながら、なるべく多くの転職エージェントを活用し、転職活動の成功につなげてください。

経験・知識が豊富でやる気あふれる社員が多く、サービスレベルの高い転職エージェントを選ぶ

人材紹介会社のキャリアアドバイザーは、求職者が経歴や実績、スキル・技術、希望を伝えると、求職者にぴったりの求人を探しだし紹介してくれて、転職が決まるまで応募書類作成のアドバイス、応募にあたっての推薦、模擬面接による面接対策、待遇面の交渉などで転職活動を支援してくれます。

キャリアアドバイザーによるこのような転職支援サービスが、転職活動の効率化・省力化を実現し、限られた時間の有効活用から転職成功へとつながります。

キャリアアドバイザーとは

キャリアアドバイザーは、求職者の転職支援を担当する人材紹介会社の社員です(コンサルタント、キャリアパートナーなど別の呼称を使う人材紹介会社もあります)。

キャリアコンサルタントという名称もありますが、キャリアコンサルタントはキャリアコンサルティングの国家資格を持つ人だけが名乗れます(参考:厚生労働省「キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント」)。キャリアコンサルタントの資格を持つ、人材紹介会社の社員もいます。

一方、人材紹介会社はサービス業ですから、サービスを提供する人によって、サービスレベルに差が出ることがあります。

そこで、大手人材紹介会社では、人に起因する問題の発生を未然に防ぐために社員教育・育成に力を入れ、サービスや能力の標準化につとめ、社員のやる気を引き出す環境作りに注力しています。

キャリアアドバイザーに当たり外れが出てくることがあるかもしれませんが、社員教育・育成、社員のやる気を引き出す環境作りで、サービスレベル向上を目指す人材紹介会社を選ぶことができれば、はずれくじを引く確率は間違いなく低くなります。

とは言え、個人でこのような情報を集めることは簡単ではありません。代わりに、当サイトが収集し評価した情報を、転職エージェントを選択する際にお役立ていただければと思います。

コンプライアンス(法令遵守)意識が高い転職エージェントを選ぶ

コンプライアンス(法令遵守)意識が高い人材紹介会社を利用することは、どなたにとっても大切なことです。

人材紹介会社に関係する法律には、職業安定法、雇用対策法、労働基準法、最低賃金法、個人情報保護法などいろいろとありますが、基本となる人材紹介(職業紹介)のルールを定めているのが職業安定法です。主なルールは次の通りです。

また、人材紹介会社は、利用者にとって大切な個人情報を取りあつかいます。コンプライアンス意識が高い人材紹介会社では、個人情報保護法を遵守することはもちろんのこと、自社や親会社などのグループ会社がプライバシーマークを取得して、自主的に高いレベルの個人情報保護体制をつくっています。

プライバシーマークとは
プライバシーマークとは、個人情報保護についての体制・運用が、適切であると認定された事業者に付与されるマークのことです。一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が運営しています。

当サイトではこのような法令や社会的な規範の遵守、社員に対するコンプライアンス教育など、コンプライアンスの取り組み姿勢を重視し、ご紹介する転職エージェントを運営する人材紹介会社についても、この点をチェックしています。

コンプライアンス(法令遵守)への取り組みについては、多くの企業が自社もしくは親会社のWebサイトで情報を公開していますので、気になる方はWebサイトを確認してみてください。

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エグゼクティブ・管理職の転職市場、転職方法

エグゼクティブ・管理職の転職市場、転職方法
エグゼクティブ・管理職の転職市場、転職方法

ここでは、エグゼクティブ・管理職の転職市場、転職方法について、次の4項目に分けて解説します。

転職市場における、エグゼクティブ・管理職とは

エグゼクティブ・管理職という言葉の意味する範囲は、人によって異なり、多少のズレもあります。

ここでは転職市場における、エグゼクティブ・管理職とは、具体的にどのような職位・役職を指すのか整理しておきます。

人材紹介会社によっても、「エグゼクティブ」「管理職」という言葉の使い方に、少し違いがあることもありますが、以下の分類で考えれば問題ないでしょう。

エグゼクティブ・管理職とは
エグゼクティブ

エグゼクティブはトップマネジメント(経営層)を指し、取締役、執行役員、本部長などの経営幹部が該当します。具体例は、次の通りです。

  • 社長
  • 取締役
  • 執行役
  • 執行役員
  • 本部長
  • 事業部長
  • 局長
  • CEO
  • COO
  • CFO
  • CTO
  • CIO
  • プレジデント
  • ダイレクター
  • カントリーマネージャー
  • ディビジョンマネージャー
  • ゼネラルマネージャー
管理職

管理職はミドルマネジメント(管理職層)を指し、部長、課長、マネージャーなどの役職者が該当します。具体例は、次の通りです。

  • 部長
  • 支店長
  • 工場長
  • 次長
  • 室長
  • 課長
  • 調査役
  • シニアマネージャー
  • マネージャー
  • プロジェクトマネージャー
  • グループリーダー
  • チームリーダー
  • プロジェクトリーダー

部長という役職は、一般的な経営管理ではミドルマネジメントに分類されますが、転職エージェントによってはその上のトップマネジメントと同等にあつかっているところもあります。

もちろん役職やポジション、タイトルの呼称は企業によって変わるものですし、同じ名称であっても責任や権限が異なることがあるので、一つの目安として捉えてください。

例えば、最近多くの企業で見られるようになってきたグループリーダー、チームリーダーという役職ですが、グループリーダーが部長クラスの企業もあれば、課長クラスの企業もあります。同様にチームリーダーは課長クラスのところもあれば、係長クラスのところもあります。

金融業界に多い調査役という役職・職位も企業によって責任や権限が異なり、実態は担当部長クラス、課長クラス、係長クラスとさまざまです。

また、外資系企業の場合、国や企業によって役職の呼称、役割が大きく違うので注意が必要でしょう。

求人情報に掲載されている役職に不明な点がある場合は、転職エージェントに確認するようにしてください。

エグゼクティブ・管理職を対象とするハイクラス転職市場

エグゼクティブ・管理職を対象とするハイクラス転職市場について、時系列で確認し、その後でハイクラス転職市場にある求人の特徴を解説します。

時系列で確認するハイクラス転職市場

エグゼクティブ・管理職を対象とするハイクラス転職市場は、拡大しています。ここでは、ハイクラス転職市場の変化を、時系列で確認します。

2000年以前のハイクラス転職市場

転職が一般化する2000年以前は、年収が高く、仕事・勤務先に大きな不満もないトップマネジメント、ミドルマネジメント層の転職は稀なことでした。

特に終身雇用が前提だった日本の大企業や中堅企業のトップマネジメント、ミドルマネジメントの方は愛社精神が強く、殆どの方が転職を否定的に捉えていたのです。

当時の日本の大企業、中堅企業で要職を担う方が、自らの意志で転職エージェントに登録して転職活動するなんてことは考えづらいこと。

それゆえにエグゼクティブ・管理職の転職では、求人企業からの依頼によって対象者を探し出し、見つかった対象者に転職を働きかけるプッシュ型の職業紹介事業であるエグゼクティブサーチが主流でした。いわゆるヘッドハンティングです。

トップマネジメント、ミドルマネジメントの転職を受け入れる企業は、外資系企業やベンチャー企業、中小企業が中心でした。

2000年以降のハイクラス転職市場

2000年以降転職市場の拡大に伴い、プル型の職業紹介事業である転職エージェントは扱う求人の幅を広げ、エグゼクティブ・管理職の求人も積極的に扱うようになります。

同時にバブル崩壊後の失われた10年を経て、終身雇用という前提が崩れ始め、人件費を削減したい日本の大企業の中にも、管理職・役職者を対象に早期退職優遇制度への応募を勧める企業が出てきました。

このような時代の流れで、強い愛社精神を持つ人は減り、日本の大企業、中堅企業のトップマネジメント、ミドルマネジメントの流動化が進みます。

日本の大企業の中にも、トップマネジメント、ミドルマネジメントを外部から招聘することに積極的な企業が出てきました。

ローソンの代表取締役社長兼CEOからサントリーホールディングスの代表取締役社長に転じた新浪剛史さん、ジョンソン・エンド・ジョンソン、カルビー、RIZAPグループの代表取締役を歴任した松本晃さん等々。ご紹介したお二方ともに日本の総合商社から社会人生活を始め、数社を経て日本企業のトップに就任しています。

最近では生え抜きにこだわらない日本企業は増え、新卒で日本企業に入社した方が転職を経て、日本企業の経営者になるようなことが、しばしば見られるようになってきています。このようなトップマネジメントの移籍は今後も増えていくでしょう。

ハイクラス転職市場の最近のトピックス

2008年に、リーマン・ショックが起こります。リーマン・ショックによって外資系企業の求人が激減した一方、リーマン・ショック後の円高を背景に増えた日系企業の海外進出が、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者などのハイクラス転職・求人の増加につながりました。

アベノミクス登場以降は円安が進み、この流れも落ち着きます。

2010年頃からは、中小企業の後継者不在による事業承継問題が顕在化してきました。2000年以前の中小企業では、親族が事業を承継し経営を継続するケースが殆ど(9割程度)でしたが、近年は4割が親族外の承継となっています。

私の中小企業診断士の先輩にも、この事業承継問題に集中して取り組んでいる方がいますが、高齢化した経営者の後継者が見つからない場合は、廃業という判断をせざるを得ないこともあるのです。

このような事業承継問題の解決手段として、企業の合併・買収(M&A)、役員による買収(MBO)、社員による買収(EBO)などと共に、外部から後継者を招聘するケースが増えてきており、優秀な経営者の転職・移籍が期待されています。

2017年頃から、ビジネスの多様化、労働人口の減少からくる深刻な人手不足によって、組織の成果を出すトップマネジメント、ミドルマネジメントといったハイクラス・ハイキャリア層の転職市場は、年齢を問わず拡大しました。

現在は、経済活動が制限される状況が続き、エグゼクティブ・管理職に限らず、多くの業種・職種で求人が減少し、転職市場は縮小傾向にあります。

エグゼクティブ・管理職向けハイクラス求人の特徴

エグゼクティブ・管理職向けハイクラス求人の特徴について、要点をご紹介します。

ハイクラス求人の数は少ない

変革を起こす目的で、あえて外部の人材を登用するために求人を出すこともありますが、多くの場合は欠員が出たり、交代が必要になったり、新たなポジションがうまれた際に、社内の人材を配置できない状況となって初めて求人が出てきます。

組織はピラミッド構造なので、役職が上がるほどポジションの数は少なくなり、社長やCEOの椅子は1つしかありません。

この少ないポジションで求人が出ること自体が珍しいことなのですから、エグゼクティブ・経営幹部、管理職・役職者などハイクラス求人の数は、一般職・スタッフ層の求人に比べ格段に少なくなります。

ハイクラス求人は非公開

管理職・役職者の求人は公募しているものを見かけることがありますが、エグゼクティブ・経営幹部の求人は先ず非公開求人しかありません。

利用する転職エージェント、エグゼクティブサーチなどの人材紹介会社の数を絞って、情報漏洩に細心の注意を払う求人企業もあります。

次期経営者や役員を外部から招聘するとなれば、社外秘となるのは当然のことですし、社内や関係者への影響も考慮する必要があります。幹部社員やメンバーの士気、株主、取引先、競合他社など考えることはいろいろとありますね。

ハイクラス求人の想定年収は高い

転職エージェントがあつかうハイクラス・ハイキャリア層の求人は、管理職・役職者で年収800万円以上を想定しているところが多く、エグゼクティブ・経営幹部では、年収2,000万円以上の求人は珍しいものではありません。

トップマネジメント、ミドルマネジメントの年収が高い企業といえば、これまでは真っ先に思い浮かんだのが外資系企業でしたが、最近は日本の大企業や中堅企業の中途採用でも年収は上がっています。

具体的には、日本の大企業や中堅企業が外部から中間管理職以上の人材を受け入れる際、一般職・スタッフ層のように、給与規程などの社内基準に則って年収を決定する企業が少なくなっているのです。

背景には外資系企業や異業種企業との人材争奪戦があって、中途採用する企業は求職者の市場価値も考慮せざるを得ません。このため年収交渉の余地も大きくなり、対応も柔軟になってきています。

エグゼクティブ・管理職の転職方法

転職する方法には、次の通りさまざまな方法があります。

エグゼクティブ・管理職の採用は、社内外に秘密裡に進められることが多いもの。管理職の求人では、数は少ないものの公開求人は存在しますが、エグゼクティブの求人を公開して募集する企業は先ずありません。よって、エグゼクティブ・管理職の求人の殆どが、非公開の求人になります。

具体的には、エグゼクティブ・管理職を採用する企業は、上記「さまざまな転職方法」の中でご紹介した、転職エージェント、エグゼクティブサーチを利用し、求人が公にならない方法で採用活動をすすめます。

社内でも社長と人事担当役員の2人だけで(人事部長・人事課長にも知らせず)、人材紹介会社と調整して、経営幹部の採用活動をすすめているなんてことは、珍しいことではないのです。

なお、数は少ないものの人間関係を活用して、エグゼクティブ・管理職の採用をすすめる企業もあります。その場合、経営者や役員の元部下、取引先といった仕事上の付き合いがあった人、株主や顧問から推薦があった人などが、対象者になるケースが多くなります。

また、外資系企業に限っての話ですが、SNSのLinkedInを使って、マネジメント層の採用活動をすすめるケースがあることも知っておいてください。

最近、無くなってしまったものもあります。ハローワークと同じ公的機関で、40歳以上の管理職、専門職、技術職の求人・求職に特化していた人材銀行が、厚生労働省の事業見直しにより2016年に廃止となりました。

その後、人材銀行の業務を引き継ぐ形で東京に設けられた、中核人材確保支援センターの管理職、専門職、技術職向け求人・求職サービスも2019年に終了しています。

以上の通り、現在のトップマネジメント、ミドルマネジメント層の転職方法は、転職エージェントとエグゼクティブサーチの利用が一般的なものとなっています。

この後は、転職エージェントとエグゼクティブサーチを比較しながら、エグゼクティブ・管理職の転職方法について解説します。

転職エージェントとエグゼクティブサーチの比較

エグゼクティブの転職管理職の転職はともに、転職エージェントかエグゼクティブサーチの利用が主な手段となるのですが、転職マネージャーは転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントとエグゼクティブサーチの比較から、その理由や背景を解説します。

転職エージェントエグゼクティブサーチ
1.求人情報量多い少ない
2.非公開求人比率50〜80%100%
3.社内体制分業制両面制
4.マーケティングインバウンド・プル型アウトバウンド・プッシュ型
5.収益源成功報酬着手金、成功報酬
【解説】転職エージェントとエグゼクティブサーチの仕組み・ビジネスの特徴

転職エージェント、エグゼクティブサーチそれぞれの、仕組み・ビジネスの特徴を解説します。

転職エージェントの仕組み・ビジネスの特徴

転職エージェントは、転職したい人(求職者)と、社員、役員を採用したい企業や組織との間を取りもち、転職を支援するサービスです。

転職エージェントは登録型の職業紹介事業であり、利用するには登録が必要です。登録方法は、転職エージェントの公式サイトへアクセスし、登録ページの入力フォームにプロフィールや簡単な職務経歴、希望条件などの情報を入力します。

登録後、キャリアアドバイザー(求職者の担当者)との面談を経て、求職者の経験・スキルや希望を把握したキャリアアドバイザーから、求職者にフィットする求人が紹介されます。

求職者は求人を紹介されたら、興味がない求人は断り、希望がかなう求人があれば応募し、面接、内定、転職とすすみます。

転職エージェントは、このように自らの意志で登録してくる転職意欲が高い人の中から、求人企業の要望・要件に合う求職者に求人を紹介し、転職までサポートします。

求職者が転職に成功すると、求人企業から転職エージェントを運営する人材紹介会社に、成功報酬が支払われることになります。この成功報酬が、人材紹介会社の収益源になります。

転職エージェントの利用の流れ、手順について詳しくは、次の記事をご覧ください。

エグゼクティブサーチの仕組み・ビジネスの特徴

エグゼクティブサーチも転職エージェントと同じく、社員、役員を採用したい企業や組織の要望・要件にあう対象者に求人を紹介し、転職までサポートするサービスです。

一方、対象者の探し方は転職エージェントと同じではありません。

エグゼクティブサーチはサーチ型の職業紹介事業で、サーチと言う通り自社データベースの活用のみならず、人脈・情報を駆使して求人企業の要望・要件にマッチする対象者を探し出すのですが、探し出した人物は必ずしも転職に前向きな方ではありません。

エグゼクティブサーチは、求人企業の要望・要件に合う人材と判断すれば、転職意向の有無に関わらず対象者にアプローチします。

対象者は経営層、管理職層が多く、キャンディデイト(候補者)と呼ばれます。

収益構造も少し違います。エグゼクティブサーチファーム(エグゼクティブサーチの運営会社)は、転職エージェントを運営する人材紹介会社と同じく、求人企業から成功報酬を受け取るほかに、サーチに関する着手金や活動費も求人企業から受け取ります。

求人企業からすれば、転職エージェントを利用するよりもお金がかかります。

【解説】転職エージェントとエグゼクティブサーチの組織・体制の特徴

転職エージェント、エグゼクティブサーチそれぞれの、組織・体制の特徴を解説します。

転職エージェントの組織・体制の特徴

この記事でご紹介する大手転職エージェントの企業規模からお話しします。日本の最大手転職エージェント「リクルートエージェント」を運営するリクルート社には、15,807人(2021年4月1日現在、アルバイト・パート含)の従業員がいます。

取引先はエグゼクティブサーチファームに比べて桁違いに多く、これに伴い転職エージェントが保有する求人情報量は膨大。例えば、リクルートエージェントが保有する公開求人数と非公開求人数の合計は、400,695件にもなるのです(2022年3月20日時点)。

大手転職エージェントの社内では、分業制と言って求人企業と求職者の担当者が分かれていて、それぞれ別人が担当することが多いことも組織・体制面の特徴の1つです。

大手転職エージェントには、エグゼクティブサーチ専門部署がある!
エグゼクティブサーチ専門部署がある大手転職エージェントもあります。この専門部署ですが、人員数等の体制面や求人情報量等のサービス面は、外資系大手エグゼクティブサーチファームと比べても遜色なく、日系のエグゼクティブサーチファームでは太刀打ちできないレベル。転職エージェントに登録後、人材紹介会社内で専門部署の対象者と判断された方には、ハイクラス求人が紹介されることになります。
エグゼクティブサーチの組織・体制の特徴

エグゼクティブサーチファームの企業規模は小さく、ゆえに一般職・スタッフ層の転職よりも収益性が高いトップマネジメント、ミドルマネジメント層の転職に集中して事業を運営しています。取引先も絞り込まれています。

世界最大級のエグゼクティブサーチファームで、日本での活躍もめざましいコーン・フェリーでさえ日本のオフィスには数十人しかいないと言われています。

社内体制は、両面制と言って求人企業と求職者(候補者)の担当者は、同じ人が兼務していることがほとんどです。

日本市場で活躍する外資系大手エグゼクティブサーチファーム
米国の雑誌Forbesが毎年発表しているベスト・エグゼクティブサーチファームに選出され、日本市場で長年活躍している外資系の大手エグゼクティブサーチファームには、コーン・フェリー(Korn Ferry)、エゴンゼンダー(Egon Zehnder)、ハイドリック&ストラグルズ(Heidrick & Struggles)、スペンサースチュアート(Spencer Stuart)、ラッセル・レイノルズ(Russell Reynolds)等があります。

エグゼクティブ・管理職の転職活動に、転職エージェントの利用をおすすめする理由

大手のエグゼクティブサーチファームでは依然として、人脈や情報を活用して求人の対象者を探し出すサーチ型の仕事が主体となっており、登録すれば誰でも利用できるというものではありません。

最近では、求職者が自ら登録できるエグゼクティブサーチを謳うものもありますが、実態はサーチ型ではなく小規模な転職エージェントといったところもあります。

実際に前述した外資系大手エグゼクティブサーチファームを利用して、複数回転職したことがある私の元上司は、東京大学を卒業し米国トップクラスのMBAホルダーであり、職歴もトップマネジメント経験が豊富です。ヘッドハンティングされるのは、こういうタイプの人なのでしょう。

この元上司に、利用したエグゼクティブサーチファームに私の推薦を頼んだことがありますが、私に声が掛かったことは一度もありません(笑)

利用を否定するものではありませんが、エグゼクティブサーチの利用は求人案件ごとに候補者としてリストアップされ、声が掛かることを待つことが基本です。さらには求人情報は多くありません。

転職の意志を固めた方、今すぐ転職したい方、能動的に転職活動をすすめたい方であれば、先ずは大手転職エージェントに登録することをおすすめします。

「それでもエグゼクティブサーチにこだわりたい!」という方は、この後ご紹介するハイクラス転職サイトの利用を検討してみてください。

ハイクラス転職サイトには、リクルートグループなど人材サービス業界大手グループ会社のエグゼクティブサーチファームや、日系老舗エグゼクティブサーチファームが参加しています。ヘッドハンターとつながる機会を増やすことで、経験やスキルにマッチするハイクラス求人が出た際に、候補者としてリストアップされる可能性が広がるはずです。

エグゼクティブ・管理職におススメする、転職エージェント以外の転職支援サービス【リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)、ビズリーチの活用】

リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)、ビズリーチに代表されるハイクラス転職サイトは、多数の転職エージェントやエグゼクティブサーチが参加する、ハイキャリア層向けの転職支援サービスです。

求職者はハイクラス転職サイトに職務経歴などの情報を一度登録するだけで、たくさんの転職エージェントやエグゼクティブサーチのヘッドハンターと接点を持つことができ、スカウトによって求職者にあうハイクラス求人を紹介してもらえます。加えて、企業からのスカウト機能もあります。

ハイクラス転職サイトは求職者と、転職エージェントやエグゼクティブサーチのヘッドハンター、求人企業とを結びつけるプラットフォームになっているのです。

このリクルートダイレクトスカウトとビズリーチを、簡単にご紹介します。

リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウトは、人材サービス業界最大手リクルートグループのハイキャリア層の求人に強い、スカウト型のハイクラス転職サイト。リクルートグループのエース級人材が、ヘッドハンターとして参加している点が魅力で、現在、リクルートグループ外も含む全国各地の人材紹介会社から、3,000名(2022年3月20日時点)のヘッドハンターが参加、全国47都道府県の求人に対応しています。

リクルートダイレクトスカウトを運営するのは、最大手転職エージェントのリクルートエージェントも運営する株式会社リクルートになります。

ビズリーチ

ビズリーチは、スカウト型のハイクラス転職サイトのパイオニアとも言える存在。ハイキャリア層の転職に精通する、数多くのヘッドハンターが参加している点が強みで、現在、全国各地の人材紹介会社から、5,100名(2022年3月20日時点)のヘッドハンターが参加、全国47都道府県の求人に対応しています。

ビズリーチを運営するのは、最近テレビCMでおなじみの株式会社ビズリーチになります。

ハイクラス求人の数は、多くありません。年齢が高くなれば、対象となる求人も減っていきます。特に30代のハイクラス転職、40代のハイクラス転職を成功させるためには、さまざまな転職支援サービスを活用し、希望の求人に出会う可能性を広げていくことが大切です。

リクルートダイレクトスカウト、ビズリーチの利用を検討するにあたって詳細を確認したい方は、リクルートダイレクトスカウトとビズリーチを比較・解説した、次の記事をご覧ください。

リクルートダイレクトスカウトとビズリーチの公式サイトは、こちらからご覧になれます。

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エグゼクティブ・管理職の転職エージェント活用5つのポイント

エグゼクティブ・管理職の転職エージェント活用4つのポイント
エグゼクティブ・管理職の転職エージェント活用4つのポイント

最後に、転職エージェントの活用方法をご紹介します。具体的には、次の5項目です。

トップマネジメント、ミドルマネジメントの方が転職活動をすすめる際に、ご留意いただきたいことにも触れていますので、はじめて転職エージェントを利用する方はご確認ください。

エグゼクティブ・管理職の転職エージェント登録数

転職エージェント登録に際して、何社の転職エージェントに登録すべきか迷う方もいらっしゃいますので、転職マネージャーのおすすめをご紹介しておきます。

当サイトでは、一般職・スタッフ層の方には2〜3社の転職エージェントに登録することをおすすめしているのですが、エグゼクティブ・管理職の方は登録数を2〜3社に限る必要はないと考えています。

理由についてご説明します。前述した通り、トップマネジメント、ミドルマネジメントの求人は少なく、その殆どが非公開求人です。

さらには中途採用活動を特定の転職エージェントに、一任している求人企業もあります。A社の幹部社員の求人は、転職エージェントのB社しか扱っていないということもあるのですね。

このような理由から、エグゼクティブ・管理職の方は、多くの大手転職エージェントを利用して、ハイクラス求人に出会う機会を少しでも増やすことが大切になってきます。

ただし、闇雲に転職エージェントに登録するようなことはせず、コンプライアンス意識が高い転職エージェントを前提に、ご自身の経歴や希望にフィットする転職エージェントがあれば活用するという姿勢は貫いていきましょう。

転職エージェントの登録について詳しくは、次の記事をご覧ください。

エグゼクティブ・管理職の転職エージェントとの接し方

転職エージェントを使って転職活動を進めるエグゼクティブ・管理職の方に、転職エージェントの接し方を、キャリア相談、付き合い方の2点から解説します。

転職エージェントへのキャリア相談

大手転職エージェントが提供するサービスは、求人情報の紹介や転職活動のサポートにとどまりません。

このような、ご自身のキャリアや転職についての悩みや迷いがある方のカウンセリングにも、大手転職エージェントは対応します。

転職エージェントは相談者(求職者)の悩みや迷いと共に、経験・スキルや希望を確認したうえで、相談者の可能性やキャリアプランを一緒に考えてくれます。キャリア相談、転職相談の際に、おすすめの求人があれば紹介もしてくれるはずですよ。

なお、エグゼクティブ・管理職の方の中には、キャリアアドバイザーが年下で、部下のように見えてしまい、経験や能力が不足しているのではないかと不安を覚え、腹を割って話したくない、相談したくないという方がいます。

このような心配は無用と言えます。大手の転職エージェントでは、エグゼクティブ・管理職を担当するようなキャリアアドバイザーは、経験豊富で、優秀な方が多いのです。安心して相談してください。

また、キャリアアドバイザーに対して、態度が横柄になってしまう方もいるようですが、人柄に問題がありと判断された場合、求人紹介の面で不利になります。求人企業が出す要件に、人柄重視とされていることは珍しくなく、このような要件がある求人は紹介されないかもしれません。

キャリアアドバイザーに対して先入観を持たず、敬意を払って接するようにしてください。

転職エージェントとの付き合い方

エグゼクティブ・管理職の方に限らず、転職エージェントは求職者の主体性・やる気を重視しています。

主体性・やる気がある求職者は、転職活動の努力が成果につながりやすいため、転職エージェントは求職者との付き合いが始まる段階では、求職者の主体性・やる気を特にチェックしています。

そして、主体性・やる気がある求職者に対して、転職エージェントのサポートは手厚くなり、求人の紹介が増えていきます。

主体性・やる気は、具体的な行動やスピード感のある行動がともなうことで、相手に伝わりやすくなります。

例えば、転職希望時期。転職エージェント登録時に、Webサイトの登録ページから転職希望時期を入力させる転職エージェントもあれば、面談で確認するところもあります。

このような問いに対して、転職する気持ちが固まっているならば「今すぐ」「すぐにでも」といったニュアンスで、なるべく早い時期の回答が大切になってきます。

また、殆どの転職エージェントの面談では、なぜ転職したいのかとった転職理由が質問されます。

転職理由は、求職者の転職に対する考え方や意欲が表れてくるもの。転職理由は具体的な回答ができるように、どのような問題を解決するために転職という手段を選んだのか、面談前に整理しておきましょう。

転職エージェントの上手な使い方、付き合い方について詳しくは、次の記事をご覧ください。

エグゼクティブ・管理職の面接

エグゼクティブ・管理職の転職では、求職者の人物面を細かく見られます。そのため面接は求人企業のオフィスではなく、長時間コミュニケーションを重ねられる会食が主体となったり、求人企業によっては社長や役員と何度も会うようなこともあります。

転職マネージャーは管理職としての転職経験しかありませんが、それでも内々定後に人事担当役員、配属先部長(執行役員)との会食はありました。

このような面接や会食では、ご自身がチェックされているという一方通行で受け身の気持ちではなく、求職者も求人企業の経営者や上司となる方を観察・確認する、相互に理解するという気持ちで臨むことをおすすめします。

大企業でも中小企業でも経営者の方の中には、アクが強い方・個性的な方がいます。特に経営幹部として転職・移籍する方は、転職後は会議や報告で経営者と頻繁に顔をあわせることになります。

生殺与奪の権利を持つ経営者と相性が悪かったり、信頼関係が築けなければ、仕事は面白くありませんし、仕事を円滑に進めることが難しくなるでしょう。

中間管理職として転職する方も、内定前に(遅くとも内定を承諾する前の内々定の段階までに)上司となる方と、長時間コミュニケーションができる機会をつくっておくべきでしょう。そこで将来の上司に、信頼できない、考え方が合わない、相性が悪いといったネガティブな印象を持った場合には、転職しないという判断をくだすことも大切なことです。

通常どこかのタイミングで会食等が設定されると思いますが、上司となる方とコミュニケーションの場が設けられない場合には、転職エージェントに設定を依頼しましょう。「転職前に上司となる方から、抱えている課題や計画等の具体的なお話を伺う機会をいただきたい」と伝えれば、求人企業と調整のうえコミュニケーションの場を設定してくれるはずです。

転職エージェントに登録すると、転職の専門家であるキャリアアドバイザーは、このようなサポートを喜んでしてくれます。調整・交渉の他に、求人企業の現状や内情など具体的な情報も提供してもらえるので、転職エージェントを積極的に活用して面接や会食の前には情報収集しておきましょう。

エグゼクティブ・管理職の競合する企業や仕事への転職

エグゼクティブ・管理職の転職活動では、競合する企業や仕事への転職は注意を払う必要があります。

取締役の方は取締役就任に承諾した後、会社法によってその仕事に義務や責任が伴い、在任中の活動には制限が出てきます。制限には、転職活動にも影響を及ぼす内容が含まれます。

取締役ではない執行役員や本部長、リーダー、マネージャー、部長、課長級の方であっても就業規則は遵守しなければなりません。

ここまでは当然のことですが、退任・退職時は特に慎重になってください。

退任・退職後の活動に関して、競業避止義務(競合する企業・仕事への転職、起業を制限すること)が書かれた誓約書、同意書、覚書などに、会社からサインを求められるケースがあるはずです。

書面にサインすることで義務を負うことになります。ご自身では問題ないと思った内容であっても、サインする前に必ず転職エージェントに報告・連絡し、助言を求めるようにしてください。

競合する企業や仕事への転職も選択肢に入れている方は、退任・退職よりも早いタイミング(求人に応募する時点や内定が出た時点など)で、余裕を持って転職エージェントに確認しておくことが良いと思います。

競業避止義務についてはさまざまな判例が出ており、職業選択の自由が優先されるものが多いです。

ただし、個別具体的なもので、制限される人、期間、地域、内容、目的によっては競業避止義務が有効となるケースもあり、競合する企業や仕事への転職では、転職ノウハウが蓄積している転職エージェントに相談することが大切です。労務問題にくわしい知り合いの弁護士がいるという方は、あわせて弁護士の方に相談しても良いでしょう。

エグゼクティブ・管理職の転職エージェントに関する、よくある質問

エグゼクティブ・管理職の転職エージェントに関する、よくある質問や疑問に対する回答を、この記事の内容をもとに整理してお伝えします。

エグゼクティブ・管理職におすすめの転職エージェントは、どこ?

当サイトでは、エグゼクティブ・管理職向けのハイクラス求人が充実し、キャリア相談、待遇交渉、応募書類作成のアドバイス、面接対策などの手厚いサポートが受けられる、高評価の転職エージェントをリストアップしてご紹介しています。具体的には「JACリクルートメント」「リクルートエージェント」「パソナキャリア」「dodaエージェントサービス」の、4つの転職エージェントをおすすめしています。

転職エージェントってたくさんあるけど、エグゼクティブ・管理職向きの転職エージェントは何が違うの?

転職エージェントがあつかう求人には、それぞれ特徴があります。あつかう求人の業種・職種、地域、年代、役職・ポジションなどの点で、得意不得意が出てきます。得意な分野・領域の求人は、あつかう求人の量が多くなり、質が高いものが揃います。エグゼクティブ・管理職として転職を希望する方は、当然ながらハイクラス求人が豊富な転職エージェントを選ぶことが大切です。転職エージェントがあつかう求人の最新の特徴を把握して、ご自身の希望や経歴・強みにぴったりの転職エージェントを利用すれば、たくさんの求人が紹介され転職活動が円滑に進むことになるでしょう。利用にあたっては、転職エージェントを比較し、ご自身にフィットする転職エージェントを見つけて、希望がかなう求人に出会う確率を高めてください。

転職エージェントとエグゼクティブサーチの違いとは?

転職エージェント、エグゼクティブサーチはともに、社員、役員を採用したい企業や組織の要望・要件にあう対象者に求人を紹介し、転職までサポートするサービスです。一方、対象者の探し方は転職エージェントとエグゼクティブサーチは、同じではありません。転職エージェントは登録型の職業紹介事業であり、求職者が利用するには登録が必要です。エグゼクティブサーチはサーチ型の職業紹介事業で、サーチと言う通り自社データベースの活用のみならず、人脈・情報を駆使して求人企業の要望・要件にマッチする対象者を探し出すのですが、探し出した人物は必ずしも転職に前向きな方ではありません。収益構造も少し違います。転職エージェント、エグゼクティブサーチはともに、転職が成功すると求人企業から成功報酬を受け取りますが、エグゼクティブサーチはその他に、サーチに関する着手金や活動費も求人企業から受け取ります。

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あとがき:エグゼクティブ・管理職向け転職エージェントTop4を比較【2022最新】

エグゼクティブ・管理職の転職活動は、求人自体が少ない中で、秘密裡に企業の採用活動が進められることが殆どなので、情報を集めることが重要になってきます。

情報収集にあたっては個人の力だけではどうしても限界があり、情報が少ない中での転職活動は不利になってしまいますので、先ずは転職エージェントを利用して、少しでも多くの求人情報を集めることをおすすめします。

その際、転職エージェントのコンプライアンスの取り組み姿勢には特に注意を払い、信頼できると判断したところだけを利用してください。

この記事で利用してみたい転職エージェントが見つかった方は、こちらから公式サイトをチェックしてみましょう。

なお、転職後の役職やポジション、タイトルにこだわらず、幅広い選択肢から転職先を検討したい方は、利用できる転職エージェントの幅が広がりますので、こちらの記事もご覧ください。

転職活動の成功をお祈りいたします!

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