転職エージェントの付き合い方・使い方で大切な2つのこと【転職エージェント面談、求人応募編】

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こんにちは、転職マネージャーです!

以前の記事「転職エージェント登録から転職エージェント面談までに準備すべきこと【転職理由・職務経歴書・自己PRの整理】」では、転職エージェントへの登録方法、そして面談までに準備すべきことをお伝えしました。

今回は、転職エージェント登録後のステップである転職エージェントとの面談から、求人応募までのお話になります。

転職エージェント登録後は、転職エージェントから求人が紹介され、求人応募、面接、内定と転職活動が進みます。しかし、転職エージェントに登録すれば、簡単に転職できるというものではありません。

この記事では私の転職エージェント利用経験をふまえ、また転職エージェントのキャリアアドバイザー経験者の助言も参考に、転職成功の可能性を高める転職エージェントの上手な付き合い方・使い方をご紹介します。

転職エージェントを利用して転職を成功させるために大切なこと

転職エージェントに登録したら、すぐに企業との面接が設定されるわけではありません。求人企業の面接が始まるまでは、転職エージェントのキャリアアドバイザーとの面談、求人情報の紹介といった形で、キャリアアドバイザーと求職者がマンツーマンでコミュニケーションを重ねる期間が続きます。

求職者にとってこの期間は、キャリアアドバイザーにご自身を知ってもらう期間でもあり、この期間にキャリアアドバイザーと良い関係を築けるかどうかが、転職活動の成否に影響を及ぼします。

転職エージェントとの上手な付き合い方・使い方とは、キャリアアドバイザーとの上手な付き合い方・使い方と言い換えても良いでしょう。

先ずは、このキャリアアドバイザーの役割や仕事の内容を知り、その後で活用方法を整理しましょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーを知る

転職エージェントのキャリアアドバイザーの役割、ならびに仕事の内容についてご紹介します。

転職エージェントのキャリアアドバイザーの役割

転職活動は、求人企業にご自身を売り込む活動です。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人企業にご自身を売り込んでくれる良きパートーナーと考えると良いでしょう。

パートナーであるキャリアアドバイザーは求職者に寄り添い、転職やキャリアの相談に乗ってくれたり、希望にそった求人を紹介してくれます。

その他には、応募書類への助言や面接対策、求人企業の中途採用の背景や面接傾向等の独自情報の提供、求人企業との面接日程や待遇面の調整・交渉の代行といったことも、キャリアアドバイザーは支援してくれます。

転職エージェントを利用する転職活動と、転職エージェントを利用しない転職活動の大きな違いは、このキャリアアドバイザーの存在の有無にあります。転職サイトやハローワークを利用する転職活動では、このように求職者を支援をしてくれる人はいません。

また、転職エージェントは膨大な量の求人情報を持っており、その量は大手転職エージェントでは10万件にのぼります。求人の殆どは非公開求人ですから、求職者は求人情報の内容を知ることはできません。

キャリアアドバイザーはこの膨大な量の非公開求人の中から、求職者の経歴や希望を考慮して、おすすめできる求人を探し出し、求職者に紹介します。

このように転職活動を支援してくれるキャリアアドバイザーは求職者にとって頼りになる存在であり、キャリアアドバイザーのお陰で求職者は楽することができたり、時間を節約することができるのです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーの仕事

転職エージェントのキャリアアドバイザーは求職者にさまざまな支援をしてくれますが、このようなサポート業務がキャリアアドバイザーのメインの仕事ではありません。

転職エージェントは転職したい求職者と、社員を採用したい求人企業とを結びつける仲介サービス。求職者の転職が決まれば、転職エージェントは求人企業から成功報酬を受け取ります。

キャリアアドバイザーの仕事は、求職者に求人を紹介して転職につなげることで初めて成果として評価されるものであり、営業的要素がある仕事です。

ですからキャリアアドバイザーは、求職者の経歴や能力・スキルを把握し、求職者の転職意向や希望を理解し、求職者にフィットする求人を探し出すことに力を入れますし、求職者が転職活動しやすくなるような支援をしてくれるのです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、仕事が忙しい方が多いのも特徴のひとつ。転職エージェントによって多少の違いはありますが、キャリアアドバイザーは1人あたり数十人から百人規模の求職者を担当しています。

このような状況では、すべての求職者に対して均等にたくさんの時間を掛けることは難しいですよね。当然、成果に結びつきそうな求職者を優先して対応することになります。

1日も早く転職を成功させるには、キャリアアドバイザーから見て成果が期待できる存在になり、全面的に支援してもらうことが重要になってきます。

転職エージェントにとって成果が期待できる存在になる

それでは、なぜ成果が期待できる存在になることが大切なのか、どのように成果が期待できる存在になるのか、具体的に見ていきます。

なぜ成果が期待できる存在になることが大切なのか

求職者は転職活動で内定をもらうまで、求人情報の紹介、応募書類による選考、面接による選考といったステップを通過しなければなりません。この中で、面接による選考は求人企業が主体となって進めますが、求人情報の紹介、応募書類による選考については、転職エージェントが大きく関わってきます。

求人情報の紹介にも選考要素は含まれていて、誰にでも求人情報を紹介してくれるわけではありません。求人企業には求める人物像があります。

転職エージェントは求人情報を紹介するにあたって、求職者の経歴や希望条件と、求人企業の要件・要望を合致させる作業が出てきます。その後初めて、求職者には求人情報が紹介されるのです。

応募書類による選考も同様です。大手の転職エージェントには求職者を担当するキャリアアドバイザーと、求人企業を担当するリクルーティングアドバイザーがいます。

求人企業への応募手続きは、リクルーティングアドバイザーを介して行われ、リクルーティングアドバイザーは求職者の応募書類を確認し、求人企業の要件・要望を満たさない求職者をふるいに掛けている場合もあるのですね。転職エージェントの裏事情のようなお話ですが、ご存知ない方も多いようなので知っておいてください。

逆に、推薦した求職者が求人企業に書類選考で落とされた場合、特におすすめできる人材については、あらためて転職エージェントから求人企業に求職者の強みや熱意を伝え、再検討をお願いすることもあるのです。

求人情報を紹介される人、書類選考を通過する人、面接選考を通過する人と段階を経るごとに人数は減っていきます。大切なことはこの流れの中で求人情報の紹介、応募書類による選考は、転職エージェントの判断で結果が左右されることがあると認識することです。

転職エージェントは企業と求職者をつなぐサービス業。サービスは、誰がそのサービスを提供するかで、サービスレベルが変わってしまうことがあります。

同じ人間でも、サービス品質を一定に保つことは簡単ではありません。サービスを提供する側の人間の意欲によっても、サービスの質は変わってしまいます。

キャリアアドバイザーも成果が期待できる求職者となれば、意欲は高まりサービスレベルは上がっていきます。成果につながると判断した求職者のためにキャリアアドバイザーは、積極的に時間を割いておすすめの求人情報を探し出すでしょうし、リクルーティングアドバイザーにも求人企業にも強く推薦してくれるでしょう。

多くの求人情報が紹介された求職者は求人企業への応募が増え、書類選考で強く推薦された求職者は面接の機会が増え、転職成功へと近づくのです。キャリアアドバイザーから見て、成果が期待できる存在になる重要性はここにあるのです。

どのように成果が期待できる存在になるのか

では、どのようにすればキャリアアドバイザーから見て、成果が期待できる存在になるのでしょか?

キャリアアドバイザーと何度も会ったり、コミュニケーションを重ね、信頼関係を築きたいと思っている方もいるかもしれませんが、現実的には難しいものがあります。確かに、コミュニケーションは大切ですし、私が利用した転職エージェントの中には、時間を割いて会ってくれるキャリアアドバイザーもいました。

しかし、通常キャリアアドバイザーと求職者が顔を合わせる機会は、初回の面談と内定後に話をする必要がある時ぐらいのものです。

多忙なキャリアアドバイザーとのコミュニケーションはメールが中心となり、求職者との連絡はキャリアアドバイザーのアシスタント役が担当する転職エージェントもあります。また、転職エージェントによっては、利用期間が3ヶ月と設定されているところもありますし、殆どの転職エージェントが数ヶ月も過ぎると求人の紹介は殆どなくなり、連絡も少なくなってくるものです。

ですから、限られた時間と機会を使って、成果が期待できる存在となるコミュニケーションが重要になってきます。会社の上司や部下との付き合いのように、打合せを重ね、時には飲みに行って関係を深めようといった悠長な考えは、あまり合いません。

成果が期待できるとは、求職者が転職する可能性が高いとキャリアアドバイザーが判断すること。そのためには、面談とその後のメールを中心としたコミュニケーションを通じて、具体的な行動から主体的に動く姿勢、改善を心掛ける姿勢を伝えることが大切です。

転職エージェントはいろいろな支援をしてくれるので、企業に直接応募する転職活動に比べれば楽ではあります。

とは言え、プライベートの時間を削って、転職したい気持ちや考えを整理したり応募書類を作る作業は、容易なものではありません。書類選考や面接で落とされると、気分が落ち込むことだってあります。転職したい気持ちが弱い人は、転職活動を途中で諦めてしまうこともあるでしょう。

具体的な行動から主体的に動く姿勢、改善を心掛ける姿勢を伝えることで、キャリアアドバイザーは求職者の転職意欲の高さを感じ取り、転職する可能性が高いと判断します。成果が期待できる存在になるためには、次にご紹介する「転職エージェントの付き合い方・使い方で大切な2つのこと」に留意していただきたいと思います。

転職エージェントの付き合い方・使い方で大切な2つのこと
主体性・やる気があると印象付ける
何ごとにおいても、本人に主体性・やる気がなければ成果は期待できません。幸運の持ち主を除けば、主体性・やる気は成果を出すための前提条件のようなもの。たくさんの人材を見てきたキャリアアドバイザーはこの点を特に注目しており、求職者の言動から主体性・やる気の有無を確認しています。主体性・やる気は、キャリアアドバイザーに見せることが大切です。例えば、具体的に転職理由や目的が整理され希望の仕事を語れる人は、当然そのために時間を掛けて気持ちや考えを整理しているのであって、そうでない人よりも主体性・やる気を感じますよね。求職者が具体的な行動を示すことで、キャリアアドバイザーは求職者の主体性・やる気を感じるのです。具体的な行動を心掛けて、主体性・やる気があることをキャリアアドバイザーに印象付けることを意識しましょう。
転職活動の改善を心掛ける
転職活動を振り返り、キャリアアドバイザーの助言に聞く耳を持ち、改善を意識することで、成果につながりやすくなります。転職エージェント登録後は、転職市場の動向、ご自身の可能性や市場価値をいやが応でも知ることになり、希望条件の中で見直さなければならないものが出てくるかもしれません。なぜか書類選考で落ち続けてしまうこともあるでしょう。このような状況に直面すると意欲が失せることもあるでしょうが、そのままでは前に進みません。軌道修正できるものはないか、変えられるものがないかといった視点で、頭の中を整理することが大切です。転職活動では履歴書や職務経歴書の記載事項など変えることができないことを気に病む人がいますが、改善できることを探す方が成果につながります。転職を成功させるために、活動内容を冷静に評価し、時にはキャリアアドバイザーに助言を求め、転職活動を改善し続けることを心掛けましょう。

この後は、転職エージェントとの面談、求人企業への応募のステップ毎に「主体性・やる気があると印象付ける」「転職活動の改善を心掛ける」について、具体例を挙げてご紹介します。

転職エージェントとの面談

先ず、転職エージェントとの面談とはどのようなものかをご紹介します。その後に、転職エージェントとの面談における「主体性・やる気があると印象付ける」「転職活動の改善を心掛ける」の具体例を見ていきます。

転職エージェントとの面談はどのように行われるのか

転職エージェントの面談はどのようなものか、面談の時間面談の場所面談の服装面談の流れを、私の利用経験・体験談を中心にご紹介します。

面談の場所

私の経験した転職エージェントとの面談は、転職エージェントのオフィスで行われることが殆どでした。

中には、飲食店で転職エージェントの担当者と会ったこともあります。電話で面談したこともありました。多くの転職エージェントは電話面談に対応しているので、転職エージェントの事業拠点から遠方にお住まいの方は、電話面談を希望するのも良いでしょう。

面談の回数は、通常1回です。ある転職エージェントのキャリアアドバイザーは、面談後も個別の相談にのってくれたり、模擬面談をやってくれたり、転職後も声を掛けていただき複数回会った方もいますが、このようなことは稀でしょう。

面談の時間

私の経験した転職エージェントとの面談時間は、1時間から1時間30分ぐらいです。電話面談の場合は、1時間も掛かりません。

平日であれば、どこの転職エージェントも面談可能です。土日の面談は、転職エージェント毎に対応可否が異なります。

平日の夜は、遅くとも19時面談開始としている転職エージェントが多いので、仕事が忙しい時は調整しづらいことがあります。キャリアアドバイザーによっては融通がきく方もいて、私は21時面談開始で調整してもらったこともあるので、多忙の方は個別に相談することをおすすめします。

面談の服装

転職エージェントとの面談に、スーツで行くべきか否か迷う方は多いようです。通常、転職エージェントの案内メールには、平服(普段着)でお越しください、といったことが書かれていますが、気になる方もいるようですね。

私の例をお話しすると、転職エージェントの面談には、カジュアルな服装で行くことが殆どでした。勤務先がいわゆるカジュアルエブリデーで、主に平日夜に面談を設定していたので、出勤した服装のまま面談に臨むとカジュアルな服装になるのです。

転職エージェントの面談の服装に悩んでいる方がいたら、私は出勤している服装で行くことをおすすめします。

例えば、私のような職場環境でスーツ姿で出勤すると、周囲の人は違和感を感じます。転職活動を疑う人が出てくるかもしれません。

本番は企業との面接、この時ばかりはスーツを着ますが、転職前に疑われるような行動は少なくしておいた方が無難でしょう。もちろん、毎日スーツで仕事をしている方は、普段着で来てくださいと言われてもスーツで面談に行くのが良いと思います。

実際、転職エージェントのキャリアアドバイザー経験者に聞いても、面談の服装は気にしていないそうです。身だしなみであれば、フケが肩に落ちてたり、鼻毛が出ている方が気になると言っていたので、こういった点は気をつけましょう(笑)

面談の流れ

転職エージェントによって多少の違いはありますが、面談は次のような流れで進みます。

転職エージェントの面談の流れ
  1. キャリアアドバイザーから転職エージェントのサービス紹介
  2. キャリアアドバイザーから求職者へ各種質問
  3. キャリアアドバイザーから求職者へ求人情報紹介
  4. その他(職務経歴書のアドバイス、求職者からの質問)

企業面接とは違い、転職エージェントの面談はリラックスした雰囲気の中で行われます。先ず、キャリアアドバイザーから転職エージェントのサービスについて簡単な説明があって、その後にキャリアアドバイザーから求職者に対するインタビュー形式の質問が始まります。

質問される内容は、どの転職エージェントも大差ありません。内容は、転職理由や目的、転職への意欲、転職したい業界・企業、勤務地や年収といった希望条件等に関する質問、ならびに職務経歴の確認です。

一通りの質問が終わると、キャリアアドバイザーは求職者に紹介する求人情報を探しに、いったん席を離れます。中には面談ルームに設置してあるパソコンから、キャリアアドバイザーが求人情報を検索できる転職エージェントもありました。

キャリアアドバイザーが席に戻ると、おすすめの求人情報の紹介が始まります。求人情報の紹介は一方通行のものではなく、求職者からの質問も可能です。

もしも紹介された求人情報が希望と違う場合は、どのような点が意にそわないのか明確に伝えるようにしましょう。この場で、遠慮は無用です。

最後は、求職者毎の個別対応の時間です。職務経歴書の助言を受けたい方は、この時間にキャリアアドバイザーに相談します。

私が転職エージェントから質問された内容について、「転職エージェントの面談でよくある質問」としてまとめました。面談での質問内容が気になる方は、チェックしておいてください。

転職エージェントの面談でよくある質問
転職の理由について
  • 転職しようと思ったきっかけを教えてください。
  • なぜ、転職しようと思いましたか?
  • なぜ、A社を転職先として選んだのですか?(転職経験がある場合)
  • なぜ、A社を退職したのですか?(転職経験がある場合)
転職や仕事への意欲について
  • いつ頃までに転職したいですか?
  • 転職してどんなことをしたいですか、何を実現したいですか?
  • 仕事で実現したいことや達成したい目標があれば教えてください。
  • 5年後どんな仕事をしていたいですか?
転職活動の状況について
  • 既に転職活動を始めていますか?
  • 応募している企業があれば教えてください。
  • 現在の転職活動の進捗状況について教えください。
  • 他に利用している転職支援サービスがあれば教えてください。
転職の希望やこだわりについて
  • 業界、職種、規模など転職先の希望について教えてください。
  • 希望する年収、許容できる最低年収について教えてください。
  • 希望の勤務地はありますか?
  • 転勤は可能ですか?
  • 転職したくない企業や業界、転職にあたって受け入れられない条件はありますか?
その他
  • マネジメントの経験はありますか?
  • 最大何名のメンバーを管理したことがありますか?(管理職の場合)
  • リーダーとして心掛けていることを教えてください。(管理職の場合)
  • 転職活動を始めることは、ご家族に相談していますか?(既婚の場合)
  • 今後こちらから連絡する場合、どのような連絡手段が良いですか?

転職エージェントとの面談で大切なこと

それでは、 転職エージェントとの面談における「主体性・やる気があると印象付ける」「転職活動の改善を心掛ける」の具体例を見ていきましょう。

主体性・やる気があると印象付ける

転職希望時期について

転職エージェントとの面談では、殆どの転職エージェントから転職希望時期を聞かれます。転職エージェントによっては、転職エージェント登録時に、Webサイトの登録ページから転職希望時期を入力させるところもあります。

この転職希望時期の回答には注意してください。転職する気持ちが固まっているならば、特段の事情がない限り「今すぐ」「すぐにでも」といったニュアンスで、なるべく早い時期に転職したいと回答することをおすすめします。

転職エージェントでは転職希望時期と、転職意欲の高さはリンクするものと考えられているようです。普通に考えれば、やりたいことが決まっているならば、前のめりの気持ちになって当然。

私の友人が勤務していた転職エージェントでも、転職希望時期が早い人の方が成果につながりやすいので、キャリアアドバイザーの注力度合いが変わってくるそうです。転職希望時期は、転職への意欲が判断される一つの要素として認識しておきましょう。

転職理由について

転職エージェントとの面談では、なぜ転職したいのかといった転職理由は必ず質問されます。転職理由は、求人企業も知りたい内容であり、転職への求職者の考え方や意欲がわかるので、転職エージェントが面談で一番確認したいことと言っても良いでしょう。

転職理由について具体的な回答できるできるように、なぜ転職という手段を選び、どのように問題を解決しようと考えているのか、面談前に必ず整理しておきましょう。

そして転職理由のつながりから、転職を希望する業界・職種までまとめて話せるようになっていればベストです。ここまで具体的に語ることができれば、転職意欲の高さがキャリアアドバイザーに伝わるはずです。

転職理由から希望する仕事まで具体的に話せるということは、時間を割いて転職について真剣に考えていなければできないことなのですから。

転職理由の整理方法について知りたい方は、次の記事を参照してください。

転職活動の改善を心掛ける

職務経歴書について

転職エージェントとの面談は、職務経歴書について助言を受けられる機会でもあります。職務経歴書は自信があっても、キャリアアドバーザーから助言をもらうようにしましょう。

キャリアアドバイザーという転職の専門家から助言を受けられることは、転職エージェント登録者の特権です。大手の転職エージェントの中では、転職に関する情報やノウハウが共有され、継続的に高度化されています。キャリアアドバイザーはこの情報やノウハウをベースに助言してくれるので、使わない手はありません。

キャリアアドバイザーの助言によって私の職務経歴書は、仕事の成果をアピールしやすい体裁に変えることができ、枚数も読み手に負担が掛からない2枚にまとめることができました。キャリアアドバイザーの助言は、すべて聞き入れなければならないというものではありませんので、安心してください。

私も中間管理職として仕事をしていた時に中途採用する側の立場で、応募してきた方の職務経歴書を何通も見ましたが、だらだらと長い職務経歴書、心に響かない職務経歴書って意外と多いのですよ。

職務経歴書の読み手は、求人企業の人事部門と配属予定部門の社員、そして役員です。転職の専門家の目、第三者の目で、職務経歴書をチェックしてもらいましょう。

希望する業界や職種について

転職エージェントとの面談では、求職者が希望する業界や職種について、転職市場の動向を教えてくれることがあります。例えば、日本の景気が良くても、衰退産業と言われる業界では求人が無いこともあるので、求職者の希望条件によってはこのような説明は重要になってきます。

衰退する業界や職種への転職を希望しても転職は難しいので、面談では希望とは違う業界や職種の仕事をすすめられることもあるでしょう。逆に成長産業や成長分野の仕事では、人手が足りない・経験者が欲しいという背景から、職種が合えば未経験業界からの転職も歓迎されることがあり、ご自身の経歴によっては考えたこともない求人がキャリアアドバイザーから紹介されたりします。

このように希望と違う求人・想定外の求人が紹介されても、先入観で拒絶せず、キャリアアドバイザーの話を注意深く聞き、求人が紹介された理由や背景を理解するように努めましょう。

私も当初食わず嫌いの求人が、求人企業を調べてみると興味がわき、結局その求人に応募していたことがあります。もちろん、軌道修正して転職活動を進めるのかどうかはご自身が判断して決めることであり、無理する必要はありません。

求人企業への応募

ここでは先ず、求人企業への応募までの流れをご紹介します。その後に、求人企業への応募までの流れにおける「主体性・やる気があると印象付ける」「転職活動の改善を心掛ける」の具体例を見ていきます。

求人企業への応募はどのように行われるのか

求人企業への応募までの流れについて、求人情報の紹介と求人企業への応募の2つのステップに分けてご紹介します。

求人情報の紹介

転職エージェントとの面談の内容を受けて、転職エージェントから求職者に求人情報が紹介されます。

早ければ面談の後半に印刷された求人票(求人情報)が手渡され、おすすめの求人について説明を受けることになるでしょう。一般的な求人票に書かれているものは、次のようなものです。

会社概要、事業内容、仕事の内容、職種、役職・ポジション、雇用形態、雇用期間、賃金(給与・年収)、社会保険、就業時間、休日、年間休日数、試用期間、応募条件・要件など。

転職エージェントや求職者の経歴や希望条件にもよりますが、大手の転職エージェントであれば、最初は10件以上の求人情報が紹介されるはずです。私の場合、多い時だと30件以上の求人情報が紹介されました。面談後もおすすめの求人が見つかれば、求職者に求人情報が紹介されることになります。

大手の転職エージェントは求職者専用のWebページ(Webサービス)を用意しており、求職者はこのWebページから求人情報を確認します。面談時に紹介された求人情報を含めて、転職エージェントから紹介される全ての求人情報は、このWebページで一元管理されることになります。

なお、中小規模の転職エージェントでは、メールで求人情報を紹介してくるところもありますよ。

求人企業への応募

転職エージェントから紹介された求人に応募の意思が固まったら、応募手続きをします。

大手の転職エージェントでは、先ほどご紹介した求職者専用のWebページから、応募手続きができます。手続きと言ってもボタン押す程度のもので、簡単です。

職務経歴書等の応募書類は、遅くともこの応募手続きの時点までに完成していなければなりません。転職エージェントは応募書類を推薦状とともに求人企業に提出し、応募手続きは完了します。

応募手続きについて、表向きはこの通りなのですが、水面下ではもう一つの動きがあります。前述しましたが大手の転職エージェントには求職者を担当するキャリアアドバイザーと、求人企業を担当するリクルーティングアドバイザーがいます。

応募した求職者については、リクルーティングアドバイザーが求人企業の要望・要件を満たしているか確認し、この段階で選抜することもあります。

応募書類を受け取った求人企業は、書類選考を実施します。書類選考結果は、求人企業からではなく転職エージェントから求職者に連絡が入ります。

求人企業への応募で大切なこと

それでは、 求人企業への応募までの流れにおける「主体性・やる気があると印象付ける」「転職活動の改善を心掛ける」の具体例を見ていきましょう。

主体性・やる気があると印象付ける

求人情報への反応について

求人情報を紹介されたら、できる限り早くその求人に応募する意思があるのか否か伝え、応募しない場合はその理由もあわせて伝えるようにしましょう。いちはやく求人情報に反応することで、キャリアアドバイザーに転職意欲の高さが伝わります。

応募しない求人であっても、応募しない理由をキャリアアドバイザーに伝えることで、キャリアアドバイザーは求職者の希望をより深く知る機会にもなります。その後、キャリアアドバイザーから求職者に紹介される求人は、求職者の希望により近いものへと進化していくでしょう。

実は求人を紹介しても、反応がない人って結構いるのだそうです。確かに、今すぐ応募する・しないの判断ができず、熟慮したい・保留にしたいことだってありますね。

このような場合は検討に時間が掛かることを、キャリアアドバイザーに伝えることをおすすめします。

求人情報を紹介された求職者が何も反応しないと、キャリアアドバイザーから、転職への意欲が低下してしまったと誤解されるかもしれません。キャリアアドバイザーは求職者の考えや気持ちを知るよしもないのですから。

転職エージェントから主体性・やる気がないと思われないためにも、紹介された求人については、こまめに連絡することが大切です。素早い具体的な行動は、主体性・やる気を感じさせるもの、この点に留意しましょう。

求人の紹介依頼について

求人情報の紹介量は、面談直後が一番多く、徐々に少なくなることが一般的です。中にはコンスタントに新しい求人情報を紹介してくれる転職エージェントもあるのですが、それでも数ヶ月程度でしょう。

もしも利用開始から時間が経って、紹介される求人が減ってきたなと感じたら、キャリアアドバイザーに対して、新しい求人の紹介依頼をするようにしてください。

その際は、可能な限り具体的な希望を伝えることが良いと思います。私は次のように求人の紹介依頼をしていました。

  • A業界のB職の求人情報があれば、新たにご紹介いただけないでしょうか?
  • 先日、書類選考を通過できなかった企業と同じような仕事の求人があればぜひ、ご紹介ください。
  • C社のWEBサイトの中途採用ページに希望に近い求人が掲載されていました。このC社のD職の求人をご紹介いただくことは可能でしょうか?

求職者が積極的に具体的な求人の紹介依頼をすることで、キャリアアドバイザーは転職への意欲の高さを感じ取り、時間を割いて新しい求人を探してくれるはずです。

転職活動の改善を心掛ける

希望条件の再検討について

転職エージェントから求人の紹介が少なくなる原因のひとつに、求職者の希望条件が絞り込まれすぎていたり、こだわりが強すぎることがあります。

希望の職種やポジションといった条件が合致する求人を紹介されても企業の規模や知名度で敬遠する、転職市場の相場よりも高過ぎる年収を希望する、企業が求めるスキル・経験があるのに未経験業界ということで躊躇する、このような話はよく聞く話です。

転職エージェントから求人の紹介が少ないと感じたら、業界、職種、企業規模、役職、年収、勤務地といった希望条件について、転職にあたって最優先事項は何か、条件を緩めることができるものは何かといった視点で、希望条件を再検討してみましょう。

例えば、新しい産業では人手不足が続き、あらゆる業界から必要となる仕事の経験者を集めていますので、業界よりも職種を優先することで、紹介される求人の量が増えることもあります。

そして、緩和できる条件を見つけることができた際には、その旨をキャリアアドバイザーに連絡し、あわせて新条件での求人の紹介依頼をしてみましょう。

何かを得るには、何かを捨てることも必要です。転職活動するにあたって気持ちや考えの整理ができていないと、希望条件の再検討することに対して妥協や断念といったネガティブな受け止め方をしてしまうと思います。

そうならないためにも、転職理由や目的を整理しておき、正しい判断ができる状況をつくっておきましょう。

応募書類の見直しについて

書類選考落ちが続く場合、応募書類を見直してみましょう。

求人企業の採用担当者は、応募書類でしか求職者を判断できません。記載内容は、読み手の立場になって考え、読み手が興味を持ちそうなものは何かを想像し、それに対して伝えるべき内容を整理し、5W1Hや数字、固有名詞を意識して盛り込み、具体的な記述を心掛けることが大切です。

伝えたい内容が整理できたら、記載内容のみならず文字のサイズや強調、項目の並び順といった点にも注意を払いましょう。

前の記述で職務経歴書については、キャリアアドバイザーとの面談で助言を求めることをおすすめしました。書類選考落ちが続くならば、この段階でも特に職務経歴書については、キャリアアドバイザーに助言を求めるべきでしょう。

複数の転職エージェントに登録しているならば、最初にアドバイスしてくれたキャリアアドバイザーとは別の転職エージェントに依頼することが良いと思います。

また、中途採用する側の立場で応募書類を確認する際、意外と気になるのが履歴書(キャリアシート)の写真です。写真で得する人もいますが、損する人もいます。

中途採用は配属予定部門が一緒に働く仲間を探しているのですから、覇気がなさそう・いい加減そう・横柄そうといった悪い印象をあたえるようなことは避けたほうが無難です。

写真館に行き、「履歴書用の写真なので、明るく清潔感が出るように撮影して欲しい」と伝え、写真を撮ってもらいましょう。写真撮影にあたっては、髪型、服装等の身だしなみに留意してください。

あとがき

今回は、転職エージェントの付き合い方・使い方で大切なことを、具体例を通してご紹介しました。

実際の転職エージェントの体験談や感想は、次の記事でご紹介しています。転職エージェントやキャリアアドバイザーの実態を確認しておきたい方は、チェックしてみてください。

キャリアアドバイザーは求めれば様々な支援をしてくれますが、待っているだけでは状況は変わりません。ご自身が主体的に動く、改善を心掛けることが大切です。

面談やメールのコミュニケーションを通じて、キャリアアドバイザーに転職への意欲が伝わるように行動し、キャリアアドバイザーを味方につけ、転職成功へと近づいていきましょう。

今回はこの辺で失礼します。

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